菊炭 菊炭の名は、木口面に現れる放射線状の割れ目模様が、菊の花を思わせることに由来する。 クヌギを原料とした美しい炭は、主に茶の湯炭として使われ、樹皮がしっかりと付いていて年輪まで数えれるほどのくっきりとしたものは、一級品とされ重宝される。 写真は、苔をはった木箱に菊炭をたて、そこにカランコエの花をあしらったもので、青々しい苔に菊炭の上品な黒がよく似合い、眺めていても退屈しない。